エンジニアの働き方

Last Update: 2019.05.01 04:23:25

米Microsoftで働く日本人エンジニアが語る、“楽しく開発”するために必要なこと - Part1 - ログミーTech

  • 良いマネージャーって、探すのが難しいですよね。彼らは働きやすさにものすごくダイレクトに関わってくるので、良いマネージャーの下にいられることは、ある意味幸運かなと思います。良いマネージャーを探して職を移ったりとか、チームを変えたりすることも、普通にありえます。

  • 広い机と速いマシン。これは、すごく大事なことだと思います。家より良いマシンがないと、会社に来る意味ないですよね。

  • ソースコードに対して読み書きの権限を会社から与えられているということです。

  • 会社という組織が、従業員の評価として与えるものとしては、給料は一番正しい方法だと思います。ここは間違いなく、正しく報酬を与えるべきだと思います。

  • Webで動画を見ながらやろうが、同僚なんてネットでゲームしながらコード書いてますけど、アウトプットがちゃんとしていればぜんぜん構わないです。そこでの制限は何の意味もないと自分はそう思っています。

  • マネージャーや会社の仕事は、一言でいうと、部下が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を提供することなんじゃないかと思います。

  • 、改善を止めた時点でおしまいなんですよね。完璧って思った瞬間に、外からの変化に対して抵抗的になります。アドバイスを受けつけなくなったり、わりとネガティブな、自分を守る方向になったりします。

  • 評価があるとどうしてもチームメイト同士の競争になっちゃうんです。

  • チームが1年間どれだけ儲けることができたかに対して、どれだけインパクトを与えたかに基づいて評価します。ぼやっとしてます。正確な基準はないんです。マネージャーの力量がすごくかかってくるので、マネジメントが大事な部分です。

  • マネージャーは部下をどう評価するか? チェックインの数とかバグを開いた数とか、そういうところは一切見ないです。やってることは、インパクト。数字はないです。

  • 同僚をどれだけ助けたか。むしろそっちのほうが大事になります。

  • サービスをする上で何が大事かというと、バグを開くこと、フィーチャーを開くことではなくて、どんないい価値をお客様にできるだけ早く提供できたかです。

  • マイクロソフトでは上司を評価するようになっています。

  • 上司も常に評価されています。悪いマネージャー、つまりこの人の下ではパフォーマンスを発揮できないと部下が感じたら、そのレポートは上司の上司にいきます。

  • マネジメントって、それ自体がすごく特殊な能力・スキルの1つです。全員ができるわけではないです。

  • 良いマネージメントであるかどうかは、上からの視点と横からの視点と下からの視点でぜんぜん違います。ピアのレビューと部下からの評価、そういうことを多角的に見て、マネジメントを含めた全体の評価が決まります。

  • 1週間どーんとハッカソンに使わせてもらって、その間、アサインされている作業は止めていいと、マネジメントがもうがっちり固めてくれます。そこがすごく大事なんですよね。

  • エンジニアリングが持ってるポテンシャルを活かす場というのは、別にハッカソンに限らず、なにかしら会社の中にあると、そこは必ずポジティブな力として進んでいく。

  • 常にマネジメント側から「なにがゴールか」というのをメッセージとして出し続ける必要があります。

  • トップの仕事って、自分たちの行き先を大きく示してくれて、それを我々が個別に解釈しながら、アイデアを出し合いながら、一緒になってお客さんにいい価値を提供できるというふうにできれば、会社としてすごく健全で、私としても働きやすい。今も引き続き楽しく働くことができています。

  • PMが上とかじゃないんです。我々コードを書く人間とPMというのは同列です。ここってすごく大事なところで。同列じゃないと、なんかPMが「お前ら、やれ」ってやると、たちどころに「我々はそんなところにいたくないです」ってあっという間に(デベロッパーが)いなくなっちゃう。だってつまらないじゃないですか、そんな仕事をしてたら。

  • 設計はデベロッパーの仕事で、プログラムに対してすべての責任を持ちます。PMというのは、それらに対してうまく調整する役目です。お互いが協調していい仕事をする。

  • 「上司 is 使うもの」

  • 上司、マネージャーというのは、会社としてのdecisionを伝える役目はあるんですけれども、同時に、我々が働きやすい環境を提供するための人です。

  • 部下としての自分が今どういう問題を持っていて、どうすればよくなる、あるいは自分が次にどんなことをしたいというのは、常に上司に対して伝える必要があるんです。

  • 会議というのは、なにかの意思決定をしたり、作業を前に進めるための場

  • 議事録をとっている人は書くことに集中しちゃってて、その意思決定にだいたい参加できないですよね。書記としてカタカタカタやっておしまい。そうじゃなくて、今決めなきゃいけないことに対して意見を言うことのほうがはるかに大事。

  • ミーティングの結論に対して後から「これはお前はダメだろう」と言うと、当然みんな保守的になるじゃないですか。「いや、だってこれ俺たちが決めたし、あんたいなかったじゃん?」ってなりますよね。